特に何も不満はない。
でも、こう蒙昧した不安があってそれの正体をみていきたいとおもう。
おそらくそれは、時が経つことへの不安だ。
自分の味方になってくれる人が減っていくことや、社会に要請される立場や年齢に応じた振る舞いのレベル、若さという特権が日に日に消えていくこと。
生きていくことは、自然と、時間が経つことを伴う。
時間が経つことへの容赦ない不安。
それがきっとこの不安の正体のある側面なのだ。
これから逃れるには、決定的だが唯一的な方法しかないのだ。
この時間にこの不安に苛まれたら、よく眠れず、翌朝絶望感とともに目が覚めるのだ。それが堪らなく、堪らなく怖い。
そして、それが繰り返されてしまうことが、本当に怖い。