今の俺の知識と財力があれば
税引き後月4万円の不労所得を得ることが可能である。
一般的な単身世帯の月当たりの必要額は14万前後。
23歳から27歳の4年間でこの可能性であるなら、年収が変わらないとしても、残り8年で月12万の収益を得ることが可能となるはずである。
あるいは、もっと早いかもしれない。
8年後には、35歳になる。
この時点でFIRE(Financial Independence, Retire Early)できるかもしれない。
FIREしたいとおもう。
けれど‥
したあとで、何が残る?
仕事に充てていた時間を何に使えばいい?
思い巡らせ、気づいたことがある。
仕事とは一番身近な社会貢献である。
社会とのつながり方である。
そして、おれはだれにもなににも必要とされないことに、きっと耐えられない。
本を読んだら、その内容をなにかしらのかたちでだれかしかに伝えたくなる。
いい音楽をきいたら、だれかに一緒に聞いてもらいたくなる。
なにかができるようになったら、だれかに見てもらいたくなる。
なにかをつくったら人に褒めてもらいたくなる。
とどのつまり、社会的であることから離脱できないようだ。
それができる天才では残念ながらないらしい。
私は私が思っているより頭のつくりが残念であることに気づいている。
天才と呼ばれる才ある者ではなく、感動を与えられる努力を続けられる類の人となりでもない。