告白。そして独白。
あえて誰にも言うことはしない。
今読んでいる本の冒頭に、登場人物の告白が書かれている。
その人がどんな考えをもって、どんな自己分析をしているのか。
その行動の裏にどんな考えがあるのか、どんな過去がきっかけになっているのか。
おれがもし、告白をするとしたらどうなるだろう。
1つ言えることがあるとするなら、
おれは他人を舐めている。
その人が欲しいタイミングで欲しい言葉をかけることで、だいたい懐柔できる。
経験として覚えた。
はじめに感じたのは小学四年生のとき。
そうーあの出来事ーー。
けれど、好かれる大変さも知ったし、その楽さ、つまらなさも知った。
そして、自身の怠惰な性質ゆえにその行動に及んだと理解した。
おれは表面上なにも望んでいないのだ。
無で平で常であること、それだけを望んでいる。
けれど、それは叶わない。
叶わないし、それに、それは
心の底では全く望んでいないことなのだ。
おれの望んでいること、それはーーー。
それは暇じゃないこと。
やることがあること。
話相手がいること。
寂しくないこと。
気持ちの良いこと。
面倒臭くないこと。
自由であること。
そう、自由であることだ。
だからおれは強くなる。