今日は振替で休みをとった。
祝日に子供と遊ぶイベントに出勤した代わりだ。
特にやることがあったわけではないが、最近休みをとってなかったのと、振替はなるべく消化する企業方針なので、この機会に休暇を取得した。
やることがなかった。
8時くらいに目が覚めて、さあ何をしようか、という様だ。
伊勢谷友介が大麻で逮捕されたが、学よし、ルックスよし、運動能力よし、と3拍子揃っていた彼が、なぜ大麻に手を出したか、なんとなく想像してしまった。もちろん、天性の才に恵まれた彼の気持ちなどわかるはずもないから、これは想像の範囲をでない。
きっと、ひまだったのだ。
ゲームでいったら、殿堂入り後をクリアし続けているような、そんな感覚だったんじゃないか。
私は今年で27歳になったが、今後1年以内に10000日生きたことになる。
10000日だ。
そして、働き始めて4年。
まさか、こんなに休日を持て余すことになるとは思わなかった。
やりたいことがないわけではない。
気になる食事や、行ってみたい国、やってみたいスポーツなどいろいろある。
だが、なかなか一人で重い腰をあげるのは大変だということがわかった。
道具の用意、予定の作成、時間と金がかかる。それに、やってみたいことを続けなかったら、道具はもしかしたらその一回だけしか使わないかもしれない。
そんな想像をすることで、買い物がなかなかに億劫になる。
そういうわけで、今日はカルディでジンジャーエールの瓶を返し、喫茶店で家族の昼飯を買い、午後は5×100と、温泉にいって1日が終わりそうだ。
仕事に救われている、仕事がなかったら退屈であると、そう思うが、一方で仕事に毒されている。仕事に人生を侵されていると、そう思わなくもない。
日がな、自転車でバス停までいき、温泉に入り、また家に戻っていた、誰某。彼に仕事を与えると嬉しそうに、自習室で作業を始めた。
私は彼の姿に愕然としたのだ。
このままでは、私も暇を持て余し、仕事を求めてしまうような、自分で自分を制御するために仕事が必要な人間になってしまう。
それはサラリーマンにとっては危険なことだ。
老後にできる、仕事の当てをつくるか、趣味をつくるか、いずれにせよ自分の御し方は若い間に考えておきたいところだ。