ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

フラッシュバック

3ヶ月が過ぎた。

 

よく思い出してしまう。

ふとした瞬間に

お父さんとの思い出を

昨日はスケートに行った。

ああ、そういえば家族で小さい頃行ったなあって。

そんなにできないながらも基本は教えてくれたっけなって。

思えばそんなに悪い父親じゃなかったのかもしれない。

環境がすべてそうした。

どこに身を置くかでひとは変わる。

立場と状況、そして物語。

人を左右するのにこれ以上のものはない。

 

今日はなくなった日 6月11日の

浅く浅く呼吸して口を苦しそうに動かしているお父さんの姿を思い出してしまった。

こんな姿を見て

こんな姿の父親を見た母親と妹を残して

ぼくは東京にもどるのか?

仕事のために?

仕事なんかのために?

心が凍ったり融けたりして、

疲弊してしまった。

急に凍って、そのあと少しずつ砕けていく。

 

限界だった。

もたなかった。

今でもそれをひきずるのは割り切る強さがないから?

そんなに強く、ない。

 

いつもぼくは後ろを向いて生きている。

思い出にしがみついて生きている。

ああ、あのときはほんとはよかったんだなあって。

 

いつもなくしてから大切なものに気づく。

そのときはわからない。

 

今を生きることが苦手だ。

 

なくしてもう戻らないものもあるけれど

まだ戻るものもある

一度なくした大切なものを、

大切だと気づいたものを

これからも大事にしていく自信はある。