ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

センス?

母親に友達とジェットコースターに乗っている写真をみせた。

「え、これあんた?なんか気持ち悪い。」

と言われた。

思い返してみればよく言われてきたことだ。

「写真の顔がいつもつまらなそう。」

といわれるから

笑った写真を見せたのに

「気持ち悪い。」

か。

ルックスを肯定された経験が少ない。

 

今日父の実家にいき叔母にあった。

パーマをかけたことや髪を染めたことをいうと「やめたほうがいいよ。無駄だから。」

と言われた。また否定された。

 

帰省するたびに

「なんでそんなぼろい服で帰ってくるの?」

「もっとマシな服きなよ。」

「服ださい。」

と母も妹も言ってきていた。

 

今回髪を染めて帰省したら

「なんか髪染めた?」

「へぇ〜かわいい。」とは

言ってくれた。

かわいい。

これが俺の評価の限界なんだろう。

決して格好良くはなれない。

 

今まで麻痺してきたけれど、これはいじめなんじゃないのか。

ずっと傷ついていた。

服をやつらに選ばれるたびに屈辱だった。

だから自分で選べるように勉強した。

 

振りかえって父親はどうだろう。

ぼくの服装には無頓着だ。

ただぼくの機能的な服は勝手に着る。

自分のものの如く。

うんざりだ。

 

父親はよくぼくを菌扱いする。

手づかみでなにかを渡したりすると嫌がる。

「ちゃんと手を洗って」とかいう。

机の上や椅子に僕のものを置いておくことも許さない。

少しでも置いておくとどこか寒い場所や暗いところにしまってしまう。

いじめじゃないか。ものを隠しているようなもんだろ?

 

いままで気付かなかったけれどぼくは親からいじめを受けていたんじゃないか?

だとすると本当にかわいそうだった。

ぼくのじんせい。