卒業発表がおわった。
終わってみると安堵が訪れるかと思ったけど、なぜか不完全燃焼感が強い。
もっとできたはずだ。
せっかく優秀な同期に恵まれたのに、あまり恩恵を受けられなかった。
もっと学びとれればよかった。
もっと参加できればよかった。
もっときければよかった。
でも、これは単なる見栄だ。
興味や憧れはうすい。
吸収効率は悪いだろう。
それでも今年のぼくにはこれが精一杯だったのだろう。
雰囲気も和やかに終わることができた。
優しさや同情すら感じた。
ぼくの事情をみんなが知ってるわけないのに。
ぼくはきっと理想がたかい。
だからきっとなにをしても満足はできない。
努力してもしなくても満足できない。
じゃあ努力してもしなくても一緒じゃん。
そう思った。
苦痛を享受して成果をあげるメリットもデメリットも
苦痛を排して最低限の成果をあげるメリットもデメリットも
体験できた気がする。
苦痛享受の塩梅、勉強になった。
質問タイムはある先生が守ってくれたように思う。研究室同期にもそうみえたらしい。
コメントカードは厳しい意見が多かったけれど、すべてもっともなことだった。
ぼくは嫌悪感みたいなのがあってアカデミックな世界ではおそらく生けていけないけれど、いい経験ができた。