ひとの市場価値。
職場
家庭
ほかにないのはあまりにも人生つまらなくない?
しかも職場がひとつならなおさら。
だから出会う。
出会い系だろうとクラブだろうと厭わない。
だってそこでしか見ず知らずのひとに会う機会なんてないんだから。
あははは。
健全な社会サークルなんかじゃ、
まず仕事をきかれる。
趣味を見つけて、そのなかで開示を求められないような、そんな関係に身をうずめたい。
だってじゃないと
ブランドを外した時の自分の価値が
わからないでしょう??
そうしておれは殺された東電OLの気持ちをわかったきになっていく。
おれをみてと。
ぼくをみてと。
ブランドもレッテルもないぼくをみてと。
自由なおれをみてと。
鬱積する自己承認欲求。
なんて哀れで、なんて愚か。
けどとめられない。
これで身が滅んだとしても。
人と出会い、
ひとに欲情し、
ひとに欲情され、
ひとに必要とされ、
学ばなければ
ひとであることをやめてしまいそうだから。