ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

希死念慮

気持ちはわかるよ。

この歳になってもなにもできない。

個性の実現なんて、なにひとつしていない。

 

レールのような人生なんていうけれど、まったくそんなことはない。

操られているような人生。

まあそれが労働者だから仕方ないんだけどね。

 

やりたいことはたくさんある。

大きく分けて生産型と消費型。

生産型は長い時間や才能、環境が必要だ。さらにお金がかかる。

一方消費型は瞬間的でお金さえあればだれにでもできる。

 

やりたいことをやろうとすれば

消費型からになってしまうのは仕方のないことだ。

 

おれは生産型のやりたいことを

なにかやりとげたことがあるだろうか。

きっとなにかがあれば

おれの人生は豊かになるんだろう。

いわゆる趣味かな。

 

空っぽのやつほど詩をかきたがると

だれかがいった。

本当にその通り。

おれにはなにもない。

だからこうやって鬱々と文章を連ねる。

ただ、ただ絶望であいた穴をふさぐためだけに。

 

試験が終わったら

きっとネイルサロンに通おう。

なにかができるようになりたいから。