ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

悪くない

そんなに僕の人生は悪いものじゃなかった。

昨日小さい頃のホームビデオをみた。

妹とじーちゃんとお母さんと。

 

涙が出そうになった。

 

ああ、そんなに悪くなかったじゃないか。

悪いことばかりじゃなかったじゃないか。

 

つらいことや悲しいことがあったとき

ぼくが爆発させちゃいけないと

感情に蓋をして生きてきたときばかりを

思い出していたけれど

 

ぼくはじーちゃんばーちゃん

お父さんお母さんに

たしかに愛されていた。

かわいい妹もいた。

 

そんな昔が嬉しくて涙が出た。

 

昨日の夜はよく眠れなかった。

毛布の中で震えていた。

漠然とした恐怖心弱さが襲ってくることがある。

 

外の世界が怖い。

男性社会が怖い。

父親が馴染めなかった世界が怖い。

未知が怖い。

 

感情の原因は恐怖心みたいだ。

 

インナーチャイルド

自分の中で成長をとめて心を殺してしまった幼いじぶん。

それが無数に現れて

考えることが止まらなくなってしまった。

眠れなくてつらかったけれど、

せっかく堰をきったように溢れ出てくれた

思い出たちに蓋をしないで

一度全部うけとめてみようとおもった。

 

そんなにぼくの過去は悪くない。

そんなにぼくの今も悪くない。

 

だから辛さも弱さも全部うけとめて

うけいれようとした。

 

偏見や不平等、恐怖を

自分に許した。

 

なんでもいいをやめようとした。

 

よく眠れなかったけれど

朝はすっきりした。

 

だれかがいてくれることはありがたい。

 

楽しかったたくさんの思い出は忘れてしまっただけで、気付いてないだけ。

折に触れて思い出させていこう。

外に出て。

 

つらかったたくさんの思い出は

ひとつずつひとつずつ

つらかったことを認めていこう。

つらかったね、って。

かなしかったね、って。

嫌だったよね、って。

突っぱねないで受け入れていこう。

 

ひとつずつ、ひとつずつ。

 

間違いを怖がらないで。

まずは向き合ってみよう?