ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

本の紹介

経過報告

これは、チャーリィに捧ぐ。 「経過報告」 雨がコツコツと降りそそいでいる。 車のガラス面に現れては流れる雫を、運転席からただぼーっと眺めている。 一瞬、視界の隅に黒い影が映り、とてつもない速さで車の下に潜り込む。 昼寝から覚めた。今日は車検をし…

センスの本

慶應の水野さんが書いた本。 この人のことは存じ上げなかったが、中身はなかなかに興味深いものだった。 よく言われるセンスがいいと言われる言葉。センスとはどうやってつくられるのか。 ①センスは幅広い知識をもっていればもってるほど柔軟性を増す。 ②セ…

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

86p 市場経済では利益は差異から生じる。 90p 価格にはなぜ差異が生まれるのか。 それには様々な要因があるが、多くの場合は市場が歪んでいるからです。 ・裁定取引(アビトラ) ・公共事業の利益の談合 ・法律違反を恐れないマフィア ・社会的評価の低いビジ…

蜘蛛の糸・杜子春

昨日は業務中ひまだったので芥川龍之介を読んでいた。 心に残った文句を記しておく。 『猿蟹合戦』 とにかく猿と戦ったが最後、蟹は必ず天下の為に殺されることだけは事実である。 語を天下の読者に寄す。 君たちも大抵蟹なんですよ。 『トロッコ』 良平は二…

ハンターハンター

はじめはただ欲しかった。 幻影旅団団長クロロルシルフルの言葉。 何を捨てても許される街、流星街。 流星街には存在しないはずの人たちが存在する。 そのなかでクロロはこういった。 「はじめはただ欲しかった。」 欲しかったから、盗賊になった。 はじめに…

ハンター試験

あらゆる残酷な空想に耐えておけ 現実は突然無慈悲になるものだからな いつか来る 別れ道に備えて No.3究極の選択 大事なのはハンターになってから何を成したのか ですよ No.35 光と闇①

満足と不満

24歳。 いまぼくは24歳である。 小学六年生2人分の時間。 そして来年は25歳。 アラサーである。 アラサー‥‥。 学生がおわり、仕事を始めた。 働き始めるとこれまでと生活がガラリと変わる。 仕事と家の往復。 これがメインの日々が続く。 我々は労働者だから…

夜想

【夜想】貫井徳郎作 ひとは、ある日突然思いもよらない不幸に見舞われることがある。 世の中に溢れる多くの物語は、その不幸を克服し前向きに生きるひとびとの姿を描くものだ。 しかしながら、その姿は本当に理想的なのだろうか。 確かに傍目からみれば、悲…

私という病(中村うさぎ)

私という病 (新潮文庫) 作者: 中村うさぎ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/08/28 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 71回 この商品を含むブログ (31件) を見る 「私という病」 この本では著者中村うさぎが自らの感情や思考に深く深くアプローチして…