ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

父はよく癇癪をおこすひとだった。

 

ストレスを抱えて発散できず

トイレのゴミ箱を壊したことがあった。

あのときは家の平和のためにぼくがやったことにされた。

 

車をとめるときに邪魔だからと祖母や母が植えたプランターの花を捨てたこともあった。

 

浮気をしていたこともあった。

 

朝突然殴られて学校にいけなくなった日もあった。

 

よく同居の祖母と口論して、祖母を泣かせていた。

 

がんになってからは母が世話をやくと、よく嫌そうな顔をして母を見下していた。