ブルーバード

幸せの青い鳥を求めて

キングダム2 2話

アマゾンプライムでキングダムをみている。

標題の話はキングダムをみていて、ベスト3に入る緊迫感だ。

(他については、楊端和との交渉の話、王騎の最期の話)

 

この話では王騎を討った趙国宰相李牧と、秦国宰相呂不韋との直接交渉が始まる。

李牧は秦国側に捕虜として捕まっている人物の解放を願い、呂不韋は李牧の首を求めて、秦国にて互いに相見える

その場で、李牧は自分を小心者といい、功績による名声を息苦しいと表現する。

そんな李牧に対し、呂不韋は李牧を首を取るべき人物だと評する。

そして、交渉は進む。

李牧は自分の首以上に価値のあるものとして、まず地図を提示する。はじめに秦国の軍略家として話をはじめ、つぎに趙国の宰相として話をするのだ。

燕を討つために、秦国と軍事同盟を結びたいとそう申し出る。

その申し出に対し、呂不韋は不十分だと言い、城をひとつおまけしてほしいと切り出す。

ここの呂不韋の切り出し方が絶妙なのだ。自然な流れ、タイミングで、的確な取引を行う。

徹底した商人気質。

 

李牧が交渉力(説明する力)や知略で地位を築いたといえば、呂不韋は交渉力(取引をする力)や豪胆さで勝負をしてきたことがうかがえる場面だ。

 

相手が提示してきた落とし所に対して、さらにふっかけていく気概。

まず自分の不利益を考えるのではなく、徹底した利益追求型。

素晴らしい。