腸内フローラとは?
腸内に多種多様な細菌が共生している状態を
彩鮮やかな花畑になぞり「腸内フローラ」という。
(※成人の腸は7~9mほどになる)
腸内フローラは3~5歳までには個人の腸内にできあがり、
基本的な様相は高齢になるまで変わらない。
個々人の違いが出る要因は
・遺伝
・食習慣
・生活環境
他様々。
菌の分類
腸内フローラには
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
で存在。
善玉菌:健康に有用な働きをする
(免疫力の向上、感染症への対抗、消化吸収の補助、ビタミンの合成等)
悪玉菌:健康に有害な働きをする
(腸内腐敗、腸内アルカリ化、毒素・発がん性物質の生成等)
日和見菌:両者の優勢なほうへ味方する
腸内フローラのバランスは、体調、食生活、年齢、ストレス、抗生物質などの薬の服用といった様々な要因で変化。
善玉菌優勢だとどうなる?
・アレルギー症状を軽減
・肥満防止効果
・生活習慣病予防
・便秘、下痢を防ぐ
・免疫組織活性化でにより病気になりにくくなる
・腸内を弱酸性にして、「悪玉菌」の増殖を防ぐ
・葉酸、ビタミンB6、B12
・老化防止に効果のある物質を生成
善玉菌を優勢にするためには?
善玉菌の栄養源となるものを摂る。
・食物繊維
肥満防止効果などのある短鎖脂肪酸のもとになる
・多糖類(オリゴ糖)
具体的には
・皮付き果物
・海藻類
・キノコ類
・豆類
・根菜、野菜
・発酵食品
乳酸菌によって作られるヨーグルトなどの発酵乳には整腸作用がある。